Q太郎劇団〜愛〜

出演:ハイキングウォーキング鈴木 ラフ・コントロール森木 サカイスト伝兵 コンマニセンチ堀内 チーモンチョーチュウ白井 若月
満員でした。立見もたくさん。
舞台は戦時中。みなさんの役どころは若き兵隊たち。役名は伝兵=デン、堀内=ホリみたいに呼ばれてたけど、ここでは普通に苗字で書いてます。お国の役に立つんだ!と息巻くもの、戦争なんて嫌だ!と嘆くもの。それぞれの思いを他所に伝兵が特攻隊として出陣することが決まる。友たちと涙の別れを告げ、伝兵は戦地へ赴く。悲しむ間もなく他の隊員もすーさんを隊長に陸軍として戦地へ。「番号!」の掛け声でビンゴ大会がはじまったり、鳥を捕まえた!と言うことでみんなでフライドチキンを食べはじめたりなんだか遠足気分。それもつかの間、瀕死の重傷を負う堀内。必死の手当ても空しく堀内の体は冷たくなっていく。さらに銃撃によって次々に倒れていく仲間たち。もだえ苦しみ、やがて動かなくなる隊員たち。1人残った森木は降服を決意。場面変わってステージで「戦争を知らない子供たち」を熱唱する森木。終幕。
…ちょっとシリアスな話であるかのように書いてみました。最後に全員との握手会が(自由参加)。ただし芸人さんの左手にはフライドチキン。油まみれの手と握手したあとはスタッフさんが配っている紙で即、手を拭くシステム。斬新。公演時間は短かったです。握手会入れても45分くらいかな。重たいテーマを最初から最後までふざけきってくれた7人に拍手。
 
伝兵さんにお別れを言うシーン、1人ずつ一言言って握手を交わしていくんですが、滝口「将芳…」 伝兵「伝兵だよ!」さらに「(違う名前言ったから)握手はしないよ」とそのままお別れ。ちなみに滝口さんの役名はタッキー。白井さんがまだお別れしてないのに間違って場をまとめようとするすーさん。白井「抜かされちゃったよぉ。」かわいいなぁ。白井さんは何しゃべっても独特な声のせいで緊張感がぶち壊れてました。元々緊張感なんて大してなかったけど。あ、伝兵さんの敬礼はもちろん(?)低めで。今年唯一考えたネタだというアレです。みんなでやりまくってた。そして飛行機に乗って出陣するシーン。機体が上がっていくのを表現するためちょっとずつしゃがむ一同。そんなチープさがなんだか愛しい。爆死する瞬間の効果音はすーさんの口頭。暗い舞台に響く緊迫感のない「どかーん♪」って声に会場爆笑。友が戦場に散っていったシーンなのに!(笑)
ビンゴ大会はねー、私遅刻したのでビンゴカードもらってなかったので虚しかったです(笑) アンケート用紙とかチラシとかも何ももらわなかったよ。数が足りなかったのかな。超満員だったからね。数字を書くためのボードを押して出てきたのが天使の輪を頭につけたお兄ちゃんだったのに笑。これまたなんてチープな死人。いちばんにビンゴになった人が賞品もらってました。「誰からもらいたいですか?」と言われ白井さんをご指名。人を掻き分け賞品を渡しに行く白井さん。すーさんは「俺が座長なの!」とご立腹(笑)
フライドチキンは「食べないと次のシーンいけないから!」って必死で食べてました。「フライドチキンちゃんと食べるの初めてかも」という森木さんの発言にびっくり。その後の「違うよ、ちょっとつまんだ事はあるけど、しっかり食べるのは初めてなの」には更にびっくり。フライドチキンをちょっとだけつまむ?普通食べ始めたら1ピース全部食べるもんじゃ。相変わらず奇跡レベルが高いヒト。
食事の直後に重傷を負った堀内さん(なんでだっけ…地雷?)はみんなから油まみれの手でべたべた触られた上、「冷たくなっていく、暖めよう!」ということで上半身裸になった一同(隊長のみ赤パン一枚)から抱きつかれる。
嘆きながらとりあえず服を着ようとする一同。みんな同じ白のTシャツだからどれが誰のかわからなくなっちゃってたりするのが部活中の中学生みたいでなんかイイ。「隊長のじゃなきゃどれでもいいよ!」かほりの問題らしい。「(臭いをかいで)あ、これ隊長のではないから大丈夫」と言い合いながらTシャツを着込む隊員たち。問題の隊長のTシャツは死者への弔い的に堀内さんの顔にかけられる。一瞬ぴくっとする堀内さん。「あれ、生き返った?」
森木「てゆーか隊長、白のTシャツって目立ちませんか?」 鈴木「バカ野郎、白のTシャツは使いかってがいいんだよ!」そんな隊長は未だ赤パンのみの姿。そして敵からの銃撃が。ひとりずつ倒れていく仲間の名前を呼ぶ森木さん。「隊長!」「タッキー!!」ただ若月のお兄ちゃんが撃たれたときは「…どっちだっけ?」弟とごっちゃになっちゃうらしい。覚えてあげて!倒れながらも「とおるです」と名乗るお兄ちゃんがステキ。撃たれたみんなは森木さんの実況どおりに動きます。「みんながもだえているよー」(なぜか堀内さん、伝兵さんも参加) 「特に隊長が悶えているよー」(もちろん未だ赤パンのみです) 「悶えてる隊長にタッキーが絡んでいくよー」「タッキーがお客さんによく見えるように絡んでいくよー」(滝口さんすっごい嫌そうで爆笑) 「更に伝兵が絡んでいくよー」「と思ったら若月もいくよー」「もうみんないくよー」(もはや地獄絵図) 森木さんは1人余裕な顔でしたが、一同が自分のほうに絡みに来ようとすると「俺にはこないよー!?」と大慌て。
こうして1人ぼっちになった森木隊員。仲間たちの声だけがきこえてくるけど、ここでも若月の区別がつかない森木さん。隊長の「白のTシャツは使いかってがいいんだよ!」という言葉を思い出して服を脱ぎ白旗として使う。振りながら「降服ってことね」とか解説しなくてもいいから!(笑)
とりとめのない文章でごめんなさい。完全に自分用備忘録。握手会には私は参加しなかったんですが、若月の弟さんがものっすごいさわやかな笑顔で手を差し出していたのが印象的でした。公演時間にちょっと不安を覚える。同じくワンコインの12月のポイズン単独もこれくらい短かったりするのかな。ぴあの公演情報にはいちおう約2時間と書いてあるんだけどちょっと心配。